就学奨励費の通学費の算定方法改定で通学費補助が減る可能性も(゚Д゚;)

育児

お久しぶりです!次女とまちゃんが通っている聾学校から驚きのお便りをいただきました・・・。
なんと!国が「特別支援教育就学奨励費」の通学費を節約する方向に出たようです( ゚Д゚)

障害を持つ子どもが教育を受ける費用を国と地方自治体が補助してくれる制度の「特別支援教育就学奨励費」。
詳しくは以下の記事に書いています。

障害を持つ子どもがいる親にとってはものすごくありがたい制度なので、もらえる補助金が減ってしまう可能性があることに衝撃を受けました。

ゆみ

なんか国が障害者に冷たいようなイメージを持ってしまいました。

今回はその改定内容について、どういった場合に損することになるのか分析していきます!

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改定内容の文章を公開

いただいたお便りをほぼ丸々公開させていただきます。

自家用車通学に係る通勤途中の通学費等の算定方法の改定について

自家用車通学に係る通学費について、従来は付添人が通勤途上の送迎でかつ通勤手当支給のある該当者についてのみ、当該通勤経路に係る通学費・付添経費を支給しないこととしていましたが、この度、文部科学省から「通勤手当の支給がなくとも通学費・付添経費の支給を行わない」よう指示がありました。
これにより、来年度より県内の全特別支援学校において、通勤途上の送迎の場合は通勤手当の支給の有無に関わらず通勤経路に係る通学費・付添経費の支給を行わないことといたします。

文章で書かれると分かりにくくないですか?!(-_-;)
一応お便りにも算定方法の考え方の新旧対照表という図は載せてくれていたんですが、こちらもなんだか分かりにくい・・・。

という訳でオリジナルの図で分かりやすく説明していきます。

今回の改定内容は子どもを特別支援学校に送迎する親が正社員やパートで働いている場合に関係してきます。
働いていない場合や学校が休みの日に働いている場合などは関係ありません。

ゆみ
ゆみ

子どもが学校へ行っている間に働くお母さんが多いし、これから働く場合はその時間に働きたいと思うだろうから関係してくると思います!

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従来の算定方法の場合

勤務先と学校のどちらが遠いかで算定方法が違います。

勤務先より学校が遠い場合

勤務先から通勤手当が出る場合は勤務先~学校の区間に対して通学費・付添経費がもらえ、通勤手当が出ない場合は家~学校の区間で通学費・付添経費がもらえました。

勤務先より学校が近い場合

勤務先から通勤手当が出る場合は家~学校と学校~勤務先を足した区間から家~勤務先を引いた区間に対して通学費・付添経費がもらえ、通勤手当が出ない場合は家~学校と学校~勤務先を足した区間で通学費・付添経費がもらえました。

一直線上にある場合と分けて書きましたが、どちらも同じことです。

要は通勤手当が出ているならその分を重複して通学費・付添経費としては出さないけど、通勤手当がないなら学校へ送迎する分は通学費・付添経費を出すよー!ってことですね!

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新しい算定方法の場合

勤務先より学校が遠い場合

通勤手当が出る場合は変わりませんが、通勤手当が出ない場合は家~勤務先の区間分がもらえなくなります。

勤務先より学校が近い場合

こちらも通勤手当が出る場合は変わりませんが、家~勤務先の区間分がカットされます。

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改定されることで困るのはこんな人!

特別支援学校にも色んな種類があります。
盲・聾・知的障害・肢体不自由・病弱などですが、知的障害や肢体不自由の特別支援学校は県内にも数ヶ所あり、スクールバスが出ている場合も多いので親が長い距離を送迎することは少ないと思います。

しかし、盲・聾学校は田舎の場合、県に1ヶ所というパターンが殆ど。
今次女が通っている聾学校幼稚部も毎日1時間以上かけて車で通っている人は珍しくありません。

そういう人は朝、子どもを聾学校へ預けて、学校が終わるまで学校周辺で時間を潰して一緒に帰ります。
一度家に帰るには遠すぎるんですよね。

待っている時間を利用して学校周辺でパートする人もいます。私も将来そうしようかと考えたこともあります。

でも、学校周辺でパートをしてしまうと家~学校までの通学費・付添経費が出なくなる!!
パートの場合、通勤費が出ない場合や出ても少ない、そういう場合もありますよね。
しかも、通勤費が高い人間をパートで雇ってくれるかも怪しいところです。

今までは「(通学費・付添経費が出るので)通勤費はいらないので雇ってください!!」とお願いできたけど、それができなくなりますよね。

そんな改定・・・パートするのを隠す人も出てくるんじゃないでしょうか(;´∀`)

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因みに一ヵ月の通学費・必要経費はこれくらい

例として、家から学校までが30kmで月22日通学した場合の通学費・必要経費を計算してみます。

今年のガソリン単価は 13.54円/km ということなので、片道30kmなので往復60kmで計算すると

60km × 22日 ×13.54円/km = 17,872円

ゆみ

ひゃー!!やっぱり大きな額ですね(゚Д゚;)

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まとめ

「特別支援教育就学奨励費」の通学費の算定方法が改定されることで通学費補助が減るのは、勤務先から通勤手当が出ない場合ということが分かりました。

特別支援学校へ遠方から車で通っていて学校周辺で勤務されている方は就学奨励費でもらえる額がガクッと減りますのでご注意を!!

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